【シュタインズ・ゲートゼロ】(Steins;Gate 0) アニメ 12話考察まゆりの歌の由来はタイムパラドックスでは？

まゆりの歌の由来はタイムパラドックスでは？

以下ネタバレ満載の為、未視聴の方はご注意下さい！またゼロはゲームをプレイしていないので、考察が確実である保証はありません。

前回11話の考察はこちら

バック・トゥ・ザ・フューチャー（BTTF）のオマージュについてですが、BTTFではジョニー・B. グッドという曲について、同様なタイムパラドックスが発生しています。パラドックスとか一旦置いておいて、単純のこのオマージュの回ということもあるでしょう笑。
しかしBTTFの世界と異なり、シュタゲの世界では、過去にタイムトラベルした場合でも大抵は、元々の世界線と異なる世界線に到着してしまいます。（無印シュタゲ24話から、シュタゲの世界では、2回目のタイムトラベルをおこなっても1回目のタイムトラベルした自分とは会えない）
よって未来にてかがりがまゆりから教えてもらった世界線では、阿万音由季、またはまゆりのオリジナルな作曲によるものということも考えられます。特に同じく最初期のα世界線出身の岡部倫太郎もこの歌の存在を知らなかったということが、この可能性を支持するのでは。

8話での岡部の脳内紅莉栖の考えに反し、世界線理論の元では、アトラクタフィールドの収束に反しない限り、タイムパラドックスは許容されるのかもしれません。このことは結局、未来人のかがりから未来の情報を引き出せることを示すので、現在は意図的にラボメンとして泳がされているのかもしれませんね。

椎名かがりの歌を聴いた中学生岡部の構図は、劇場版の負荷領域のデジャヴにて紅莉栖と中学生岡部が出会った場面と非常に良く似ています。（雨のシーン、都電荒川線の雑司が谷駅や岡部の青い傘、パーカーといった格好も全く同じです）この後、再び組織（DURPA?）に捕まりそうになる展開で終わりましたが、そこで岡部がどのように動くのか。劇場版では、ここで紅莉栖との出会いが鳳凰院の誕生のきっかけとなりましたが、この場合、鳳凰院は生まれるのだろうか？このシーンの続きがあることを、次回に期待したいと思います。まあ、β世界線では紅莉栖もかがりも過去へ来れないのに鳳凰院になれたので、ここでの出会いが鳳凰院の誕生に必須ではないと思いますが。

【椎名かがりと中学生岡部】

TVアニメ『STEINS；GATE 0』12話より

©️2018 MAGES./KADOKAWA/ STEINS;GATE 0 Partners

雨宿りの最中、まゆりの家から近いことに加えて、特にラジオから魔笛が流れることによって少なくとも一部の記憶を取り戻した椎名かがり。ここで流れてきた魔笛は第5曲のパパゲーノが口に鍵をかけられて喋れないという場面のものでした。つまりK6205というのは、やはり魔笛の第5曲が暗号となっている可能性が高まったと思います。
またこの音楽を聴いて、未来のことを話せるようになるというのは、何らかの暗示、洗脳を受けていると考えられますが、このことが可能なのは、モーツァルトに関連したアマデウスというネーミング、また脳科学者であるレスキネン教授や精神生理学者のレイエス教授がかなり怪しくなるのでは。そうすると、前回11話での考察において、ライダースーツの女性は身長からレイエス教授であると考えましたが、この点に関しては繋がります。
とはいえ、椎名かがりが脱走したのは日本におけるものなので、アメリカのレスキネン教授が深く関係しうるのかというと、それもまた疑問ではありますが・・・ただレスキネン教授は、4話で突如電機大に出現したりしてました。またレイエス教授は謎に日本語ペラペラだったので、この頃から日本に居てもおかしくないですね。